顔汗を止める方法とは

人体には血管が張り巡らされていて、汗腺が身体中にあり、
そこから汗が出て体温を調節しています。
顔から汗がでやすい人が多いようで、これには原因がありますが、
多汗症でなくても顔の汗で悩む人がいます。

 

ここで顔汗をすぐに止める方法をお教えしますから、できるものを実行しましょう。

 

(1)全身を使う運動をする
全身運動をすることで顔汗を止めるのは矛盾しているように思えますが、
身体中にあるエクリン汗腺を運動で刺激すると普段使わない汗腺が活発になります。
そうすると発汗作用が顔の汗腺だけに集中しなくなるのです。

 

(2)制汗剤の使用はほどほどに
今は便利な世の中で、顔汗をぴたりと止める顔用の制汗剤が市販されています。
これは顔にあるエクリン汗腺の汗の出口をコーティングすることです。
しかし同時に皮膚呼吸ができないことですから、外出先から戻ったら洗い流しましょう。

 

(3)身体にある皮膚圧反射作用を応用
皮膚圧反射作用は身体の一部を圧迫すると、その反対側の汗腺が活動することです。
つまり胸の皮膚が圧迫されると、上にある顔の汗腺の活動が休止して、
代わりに下の汗腺から汗がでます。

 

(4)顔に行く血液を冷やす
心臓からの血液は首筋の後ろにある太い動脈で顔と脳に送られています。
首の後ろに保冷材や冷えたペットボトルを使いますが、あくまでも一時的なものです。

 

(5)ホルモンバランスを整える
女性のホルモンバランスが乱れると、それが自律神経の乱れを誘発します。
自立神経は発汗をコントロールする作用があるので、
この神経が乱れると汗を調節できなくなり顔汗がでます。
したがってホルモンバランスを正常にすることで顔の汗を止めることができます。

漢方薬で顔の汗を止める

東洋医学は西洋医学と異なり、生薬を処方する漢方薬を使います。
漢方薬は病院でも最近は医師が処方するようになり、その効能が見直されています。
略して漢方とも言われますが、顔汗を止めるのに効果的な漢方薬はいくつもあります。
ただし特に顔汗を止めるためというよりは多汗症といわれる病気に効きます。
以下にいくつかの顔の汗を止める漢方薬を見ることにします。

 

■精神的に緊張した時に顔に汗が出るタイプの人
人前で緊張したりすると顔汗をかくような人には緊張を緩和する
気持ちを落ち着かせる効能がある漢方薬を使います。
たとえば柴胡加竜骨牡蛎湯や柴胡桂枝乾姜湯です。

 

■肥満体で体熱が高くて顔汗が出るタイプの人
このような人には汗で出る水分を尿として出す効能がある漢方薬があります。
たとえば防已黄耆湯です。

 

■汗の黄ばみや腋臭が気になるタイプの人
肌の表面を正常な状態にすることで顔汗を抑える効能がある漢方薬です。たとえば玉屏風散です。
以上が主な漢方薬ですが、漢方は個人差がありますから、
自分のタイプに合うものを選ぶ必要があります。

 

たとえば顔汗でコンプレックスを感じている人には、柴胡加竜骨牡蛎湯や柴胡桂枝乾姜湯などもあります。
なお、これらのうちの1種類だけではなく、組み合わせることも可能です。
そして、効果が出ない場合は漢方専門薬局の薬剤師や医師に相談してみましょう。
そうすれば自分の体質に合った良い漢方薬を教えてくれるでしょう。
ちなみに漢方薬は医師の処方箋を必要としませんから、念のため申し添えておきます。

 

汗を異常にかく場合最初に行くのはどの科?

汗をかくのも程度問題で、多少ならそれほどでもないのですが、異常になると放置しておけなくなります。
このような場合に疑われるのは、多汗症や更年期障害、自律神経失調、
あるいは甲状腺の問題などさまざまで、それが本人にはわかりませんから
一体医療機関のどの科に行けばいいのかわからない人は多いでしょう。

 

医療機関ではどの科に行けばいいのか

たとえば多汗症の原因は自立神経の乱れの精神的なもの、汗腺自体に異常がある場合、
あるいは甲状腺系の疾患からくる発汗、さらには更年期障害でのホルモンバランスの乱れなどさまざまです。

 

したがって、どのような医師でもこの科がいいと言い切ることはできません。
すなわち、独立した多汗症科という科はないです。
ですから原因を突き止めるためにはいくつかの科を回ることになるでしょう。

 

汗に関する診療科

汗を異常にかく際には、汗に直接関係がある皮膚科、原因のひとつと考えられる精神的なものとして心療内科、
身体的な原因の甲状腺を診察する内科、
更年期障害が疑われる場合は婦人科などで診察を受けることになります。

 

異常な汗の診察にはまずは内科か心療内科

家族で家系的に甲状腺の疾患の経験がある場合は、最初は内科に行くといいでしょう。
更年期に当たる年齢の女性で急に汗をかく、いわゆるホットフラッシュなら婦人科に行きましょう。
これら以外の場合は内科か心療内科で診療を受けてみましょう。

 

ひとつずつ専門医院を回るのはたいへんですが総合病院であれば、
これらの科が完備していますから、一か所で診療を受けることができます。
まとめますと、異常な汗をかく場合にその原因を突き止めるためには、
精神面と身体面の両方を考える必要があります。
顔汗を止める制汗剤

 

更新履歴