さらしを巻くと顔汗が止まる理由

汗をかく、それも顔汗をかくという人で汗をかかないようにする方法を実践しているのが女優さんのようです。
これは古くからの先人たちの知恵ですが、科学的にも立証されています。
ここでその方法、つまりさらしをまくと顔汗が止まる理由を見ることにします。

 

さらしを巻くとなぜ顔汗が止まるのか

科学的に証明されたのは、人体が持つ皮膚圧反射もしくは半側発汗というメカニズムです。
皮膚圧反射とは、身体のどこか一部分で汗が出にくくなった状態の場合、
その部分以外の箇所で汗をだそうとする反射機能のことです。
身体は左右上下のどこかを圧迫するとその部分の汗が止まります。
この現象が半側発汗です。

 

下半身が圧迫されると上半身の汗が増える

たとえばガードルなどで下半身をきつく締めつけるとその部分の皮膚温度が下がり、発汗が少なくなります。
ただし今度は上半身の皮膚温度が高くなり汗をかくようになります。

 

上半身を圧迫すると顔汗をかかなくなる

先に述べた逆がさらしを胸に巻いて上半身を締めつける女優さんの汗止め対策です。
さらしを巻く部分は両脇下で、両脇下を強く締めつけると、
胸から上の上半身の皮膚温度が下がり、したがって顔汗が出なくなるのです。

 

ただし下半身は汗をかきやすくなるということになりそうです。
ちなみに、さらしを巻いて顔汗を止めるという方法を始めたのは
女優さん以前の昔からの芸妓や舞妓さんたちの知恵とのことです。

 

それにしても科学が未発達なのにこのような方法を知っていたということは驚きです。
なお、さらしは普通には見かけないようですが、たとえば呉服屋さんなどに置いてあるのではないでしょうか。